仕事のやりがい

Vol.0642020.06
「患者さんの安全な入院生活のために」
職種:
看護師
勤続年数:
24年10ヶ月

竹川病院へ勤務して20年以上になります。その間に大きく変化したことがあります。それは、2015年に紙ベースのカルテから電子カルテに移行したことです。移行当初は“とりあえず入力出来ていればいいから”と、必要最低限の入力しか出来ていなかったと思います。しかし、それも未入力などが目立ち、マニュアルが作成されていても、スタッフに浸透するまでには時間が必要でした。

昨年、記録部会のメンバーとなり記録マニュアルを見直すことになりました。年月と共に記録しなければならない内容が変わってきていましたが、マニュアルの修正が追いついていなかったことを感じました。記録内容が正確であり、その内容が充実することは患者さんの把握と適切なケアの提供に繋がります。記録の充実を図る為、状態や訴えたことなどケアに必要な記録を残すようにカンファレンスなどで説明し、未入力箇所は書き出し掲示することで記録を促しました。徐々に患者さんの状態ケア等に結び付く記録ができるようになりました。患者さんの状態をスタッフで共有し、問題点の把握が迅速に行われるようになり、事故防止やADLの向上へつながっていったと感じています。患者さんの情報の基礎となる記録の充実を自らの働きかけで少しでも改善できたこと、それが、患者さんの安全な入院生活へ繋がっていると感じられたことが仕事のやりがいとなっています。