仕事のやりがい
Vol.113
2024.11
理学療法士
勤続年数: 5年7ヵ月
指導者としてのやりがい
私は大学卒業後、新卒の理学療法士として竹川病院へ入職し、6年目の今年度から、臨床実習生の指導者を担当することとなりました。私は、人に指導することに対して潜在的に苦手意識を持っていました。しかし、仕事で先輩や上司と関わる中で、教えることで自分も新しい気付きを得ることが出来るのだと学ぶことができました。それからは、同法人内での出向や後輩職員のプリセプター等、人に教えることで共に成長していけるような業務を積極的に行うことを意識して働きました。
日本理学療法士協会主催の臨床実習指導者研修は修了していましたが、実際に学生を受け持つと私自身もわからない事が多く戸惑いもありました。先輩や上司に相談しながら、実際の臨床現場を通して仕事のやりがい、使命感を学生に感じてもらえる様、伝え方や指導内容を工夫しました。最初は緊張していた学生が、徐々に担当患者さんと打ち解け笑顔で接することができるようになっていく姿を見て、私自身もやりがいや達成感を強く感じることができました。実習中、学生の方から当院に就職したいと話があり、実際に仕事をしていく上でのアドバイスや私の経験談も話すようになりました。そして実習終了後、指導していた学生が当院の就職試験を受け、無事合格することができました。私は、苦手だった後輩指導が今ではやりがいのある仕事の一つとなっています。今後も後輩や学生を指導する中で、やりがいや楽しさもしっかり伝えられ、結果として患者さんに還元できるよう励んでいきたいです。