仕事のやりがい
Vol.063
2020.05
言語聴覚士
勤続年数: 5年1ヶ月
立場が私を育ててくれた
言語聴覚士は言語障がい、嚥下障がい、復職支援など様々な患者さんと接します。どのような障がいであっても患者さんの人生に関わる責任のある仕事であり、患者さんから「ありがとう」と声をかけて頂くたびにやりがいを感じています。
またここは言語聴覚士としてだけでなく、人としても成長できる場所だと思います。私は人前に立つことや人に指導することが苦手です。しかし3年目からプリセプターを、4年目からはSTの階の責任者をやらせて頂きました。初めはどう接していいのか、どうまとめたらいいのか悩み、指導するのではなく自分で抱え込み仕事を済ませてしまうことが多くありました。先輩や上司に相談し、それでは後輩のためにも他のスタッフのためにも、自分のためにもならないことに気づかされました。それから少しずつですが、自分の考えを伝えることができるようになり、それは患者さんについてチームで考える際にも生かせるようになっています。
そして6年目となるこの4月からは副主任の立場を頂きました。これまでを振り返ると立場が私を育ててくれました。今までは個人としての意見が強かったですが、ST科の責任者としての自覚を持ち、竹川病院のSTらしさを失わず成長できるよう取り組んでいきたいと思います。