仕事のやりがい

Vol.038
2018.01
看護師
勤続年数: 2年7ヵ月

憧れは力になる

2002年5月同居していた義母がすい臓がんの末期で余命3ヵ月の宣告を受けました。家族として途方にくれてた時、「家で看取る方法もある。往診と訪看でフォローする」と医師から提案されました。家族は義母の「家に帰りたい」との希望を受入れ在宅を選択しました。私は看護師でありましたが家で看取ることに不安がありました。そして初めて訪問看護師に会いました。てきぱきと丁寧に優しく義母を観察し処置を行い家族の不安を聞き的確なアドバイスをくれました。その存在は頼もしく、いつか私も勉強して訪問看護師になりたいと思う憧れの存在になりました。それから介護保険を勉強し介護支援専門員の資格をとり、訪問看護師になりました。ご利用者さんは多種多様な問題を抱えながら生活されている方がほとんどです。これまで困難事例も経験しご利用者から感謝の言葉を頂くたびにやりがいと成長を少しずつ実感しています。

訪問看護の仕事は五感をフルに活用して看護力だけでなく人間力も求められる仕事です。健育会では学びと成長の機会が多い職場なので、これからも看護師として人として成長できるよう努力していきます。