仕事のやりがい

Vol.0912022.12
「踏み出すその一歩」
職種:
理学療法士
勤続年数:
8ヶ月

私は学生の頃から行事ごとに参加することが多く、準備期間から最後までのプロセスが好きでした。理由としては、全員が一つの目標に向かって積極的なコミュニケーションや協力をすることにやりがいを感じ、大きな達成感を得る事が出来たからです。しかし自らが主体となり、人をまとめて何かの形にするといった経験が少なく、私はいつも誰かについていくような存在でした。

竹川病院では1年目に任される5S活動があります。大学を卒業して社会人になり、「仕事のあり方」を実学として学びながら実践する良い機会を頂きました。また、5S活動は初めて他の階の同期のメンバーと大きく関わり、唯一1年目が主体となれる活動です。そこで私は楽しみと不安を抱きながらも、患者誤認防止班のリーダーを務めさせて頂きました。 リーダーという役割では、自らが主体となって目標を成し遂げる経験が少なかった点や慣れない通常業務との両立といった点に大きな不安を感じていました。しかし、先輩方のサポートも頂きながら、「患者誤認を0にする」をテーマに班内で話し合いを重ね、患者様が不利益を被らないためのアイディアを形にしていきました。

実際の活動は、班をまとめるだけでなく全員のスケジュール管理や継続して活動を行うことは大変でした。また、班でまとめたアイディアの周知やリハビリテーション部全体を巻き込んでの実施であったため、緊張と不安でいっぱいでした。しかし、先輩方の協力や管理職の方からの助言も頂きながら、最後までやり遂げることが出来ました。その結果、アイディアが大きな形となり、リハビリテーション部全体の患者誤認に対する「意識」を大きく変えることが出来たと感じています。自分達の働きかけが人を動かすことを出来ると知った瞬間でした。

今回の経験を通じて、何事も挑戦し積極的な姿勢でいることで、分からない事に関して助けてくれる先輩方や協力して下さる方がたくさんいることに気付く事が出来ました。勤務年数関係なく、自分達の行った活動で他者を巻き込んで影響を与えることが出来たという経験が「仕事のやりがい」に繋がり、大きな自信を持つことが出来ました。まだ1年目で不十分な点が多いとは思いますが、助けられる立場から助ける立場になれるよう日々努力していきたいと思います。